9月議会で「これからの財政運営」について質問しました。
「長期的展望に立った財政運営」について
小郡市議会インターネット中継↓
http://www.ogori-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=867
小郡市では、令和4年度の一般会計決算では、コロナ禍からの経済活動の回復を受け 市税収入も過去最高となり、また貯金に当たる財政調整基金残高も税収増などを背景に大幅に積み立てを行い増額となっており、決算自体は健全財政で数値的には良い指数を示しています。
ところが、この決算を受けて次年度以降、コストコ誘致関連の事業をはじめ、三井消防署や新体育館、新学校給食センターなどの大型公共施設の建設を次々と予定しています。
しかも、完成時期がほぼ同じ時期(令和9年度前後)に、それも財源のほとんどが市債(借金)に依存した形で進められようとしています。
一気に財政が悪化していく可能性があります。
質問:中長期財政計画に基づき財政運営を長期的展望に立って、どのように具体的に取り組んでいくのか?
回答:10箇年程度の長期計画で見通しを立てることはせずに、主要事業は実施計画で決定し、優先度による順位付けを行い、事業を一つ一つ実施していく。
【まさに自転車操業的な財政運営をされるようで、後年度に負担を残し、厳しい財政運用を強いられる可能性が高く、とても心配です。】
質問:今後実施されるそれぞれの事業の総事業費、市負担額、完成予定について
回答1:コストコ誘致関連事業
・新駅は令和9年度着工を目指しており、駅前広場・歩道、道路拡幅で約4億を
見込んでおり、約3億円が市負担となる。
・三井消防署庁舎建設は、令和9年度完成予定で、総額14億円を見込んでおり、
約7億5千万円が市負担となる。
回答3:新体育館建設事業
・新体育館は、令和10年度終了予定で、総事業費40億円を見込んでおり、
約21億3千万円が市負担となる。
回答4:新学校給食センター建設事業
・新学校給食センターは、令和8年度が完成年度で、総事業費17億4千万円を
見込んでおり、約16億円が市負担となる。
質問:これらは市債の償還が約30億円、令和10年度以降スタートするが、中長期の財政計画、それに基づいた今後の公債費負担は
回答:全体の中長期計画は必要ないと思っている。
【具体的な対策もなく、財政的に楽観視しており、これだけ大きな事業を年度を重ねて実施していくことは、本当に財政面から考えると大変危険です。】